経営戦略

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当社グループの経営ビジョン

“We make people happy.”の企業理念のもと、
日本で最もお客様に愛され親しまれるチェーンとなり、あり続けること。
そして、フランチャイジーと共に、理解と信頼を持って新しいことに挑戦し、
継続的成長と相互利益を実現すること。

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長期経営計画

当社グループは「We make people happy.」の企業理念のもと、日本で最もお客様に愛され親しまれるチェーンとなり、あり続けるために、長期経営計画として4つの柱、戦略的重点課題を設定しました。

31 in '31 4つの戦略の柱により2031年にPBT31億円を目指していきます
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目標とする経営指標

当社グループの目標とする経営指標は、持続的な利益成長と株主還元政策にもつながる客観的指標、「自己資本利益率(ROE)」であります。
安定的にROE8%を超える利益水準を目標に経営努力を続けてまいります。

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会社の対処すべき課題

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因といたしまして、以下の点を優先的に対処すべき課題と認識しております。

① 安定的な原材料の調達

当社はアイスクリーム製造業であり、自社工場(富士小山工場、神戸三木工場)で製品を製造しております。原材料・副材料は、約70%が国内調達で、約30%が海外から輸入しております。ミルクは北海道産を使用しており、国内の酪農業においては、以前は酪農家の廃業が止まらず酪農家戸数は著しく減少していましたが、最近では法人化・大規模経営化が進み、生産量は安定し、価格も落ち着いています。また、約30%の原材料は海外から輸入しているため、為替変動の影響を受けます。

これに対し当社は、原材料・副材料の調達において複数社購買を実践し、競争原理をはたらかせて調達価格上昇を抑えております。輸入原材料調達に関しては、製造原価安定のため輸入原材料の支払の一部に対して為替予約によるヘッジを為替相場見通しに応じて採用するなどを実施しております。

② 物流強化

当社は自社工場で生産した製品を、国内14ヵ所の契約した冷凍倉庫へ移送し、冷凍倉庫から配送車で全国のサーティワンアイスクリーム店舗へ納品しております。国内の物流業界は、ネットショッピング需要拡大による小口配送の増加やトラックドライバーの高齢化・人手不足、CO2削減や長距離運転時間の規制など大きな課題を抱えており、配送料は上昇してきております。また、石油価格の変動の影響も受けます。

これに対し当社は、冷凍倉庫の場所・数の見直しや、店舗配送ルートの効率化、積載率向上への取り組み強化などを継続的に実施しております。

③ 社会情勢・人口動態の変化への対応

当社ビジネスの根幹は、フランチャイズ展開によるアイスクリーム専門店であり、少子高齢化や人口減少の影響が今後予想されます。また、社会情勢や景気動向、消費マインド、ライフスタイルの変化などが店舗売上に影響を及ぼすことがあります。

これに対し当社は、新しいフレーバーの投入、新商品の開発、販売促進キャンペーンの強化、テレビCMやSNSを使った広告活動、PR活動の一層の強化、デリバリーサービスの拡充など、マーケティング全般の高度化を実施し、既存店の売上を最大化することに努めております。

④ 新型コロナウイルス等の感染症拡大への対応

当社は工場、本社・営業所、店舗という3種類の労働形態があり、それぞれの形態に合わせた新型コロナウイルスの感染防止策を講じ、生産機能やFC本部機能を停止させてはならないという使命があります。工場ではFSSC22000やHACCPの基準を遵守し、衛生管理(検温、手洗い、うがい、マスク着用他)を徹底しております。本社・営業所ではテレワークを推進し、可能な限り自宅他において事務業務や会議などリモートで行っております。店舗におきましても衛生管理の徹底、ソーシャルディスタンスの維持、また、お客様が事前注文して精算まで可能なモバイルオーダー・システムを導入するなど、従業員の安全と健康を第一に考え、感染防止に努めております。

今後の取り組み課題として、工場では自動化を含めた効率化に向けた研究を続けております。本社におきましても、一部リモートではできなかった業務も、システムを導入し、全てリモートで業務遂行可能な状態を目指して順次切り替えてまいります。店舗におきましても、人との接触を極力減らすための代金決済方法の進化へとつながるレジスターの研究をしております。

以上を実施することにより、消費者に安全かつ安心な商品と、美味しさと楽しさ、新鮮な驚きを提供し、業績の向上、企業価値の増大に邁進していく所存であります。

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